2019年06月28日

アンティークガラス選び

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アンティークガラスを選びにクライアントと一緒に行ってきました。
「松濤の家2」のフォーマルリビングとファミリーリビングを仕切る扉は、
こちらで選んだ色々なガラスを組み合わせて作ります。

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こちらは以前、MDSが設計した西原の家のアンティークガラスの玄関扉。
ほとんどが輸入ガラスですが、お値段はピンキリです。
写真の扉はシャープなスチール製ですが、今回は木製の枠で巨大。
きっと美しい扉になるはず。とても楽しみです。

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2019年06月25日

建築家協会優秀建築100選「等々力の家」

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建築家協会(JIA)の優秀建築100選にMDSが設計した等々力の家が選ばれました。2018年の建築作品の中から優秀作品として選出された100作品を建築年鑑として書籍化されています。住宅は10作品くらいしかないので、恐らく激戦だったことでしょう。

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書店にも置かれていますので、是非、ご覧になって下さい。


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2019年06月24日

建築士事務所協会東京建築賞「東小金井の家」

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建築士事務所協会の東京建築賞にMDSが設計した東小金井の家が選ばれました。明治記念館で行わなれた受賞式には建主様と工務店と一緒に出席しましたが、、、写真を撮るのを忘れてしまいました。

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建築士事務所協会の会報誌に受賞作品が掲載されております。
審査員の山梨さんの講評文も掲載されています。

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2019年06月20日

「I’m home. STYLE BOOK」に「つつじヶ丘の家」掲載

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MDSが設計したつつじヶ丘の家がl’m home.の別冊に掲載されました。

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これまでにl’m home.に掲載された住宅の中から、
選りすぐりのキッチンを集めたキッチン特集です。

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是非、店頭でお手にとってご覧になって下さい。


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2019年06月17日

「大岡山の家」配筋検査

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「大岡山の家」がいよいよ着工。配筋検査に行ってきました。
旗竿敷地を生かした3つの庭を配した住宅で、年内竣工の予定です。

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2019年06月11日

「松濤の茶室」断熱と空調

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ようやく屋根全体が板で覆われました。

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元々は断熱はありませんでしたが、断熱材を入れています。
空調は極力目立たないように天井裏にダクトを展開させて、
天井スリットから吸排気することにしました。

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ところで、軒先の女竹。よく見ると、全部行儀よく大小2本づつ並んでいます。
竹の太さは地面に近い方が太く一定ではないので、
2本合わせてどこも同じ幅になるように上下組み合わせているとのこと。
なるほど!素晴らしい!

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2019年06月08日

「上大岡の家」久しぶりの訪問

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昨年竣工の上大岡の家。久しぶりの訪問です。
ワンちゃんとご家族4人、仲良く暮らしているご様子で何よりです。


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2019年06月06日

今年も谷中で夕涼み

東京理科大学の第二課題の敷地は昨年同様、谷中の今HAIGISOがあるところ。
出題したばかりで学生の進み具合もまだ芳しくないので(?)、、、
少し早めに授業を終わらせて、今年も現地調査に行くことにしました。

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授業を終えたはずですが、学生も続々と敷地に到着。
敷地を見ることはとても大切です。

では、学生諸君は頑張ってください!ということで学生たちとは別れて、、、
我々講師陣は上野桜木方面へ。

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デジャブのようなこの光景。ちなみに昨年のブログはコチラ
ほぼ同じです(笑)。

ただ、今年は長谷川先生とTAの大学院生たちも加わって、
女子率が7割超えの理科大らしくない(?)華やかなメンバー構成。
まだ明るいうちに外で飲むお酒は最高です!

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2019年06月04日

全体講評会@日本大学

日本大学3年生の全体講評がありました。

日大は3年ぶりなのですが、昨年からクウォーター制となったようです。
これが少々問題があって、これまで半期で行っていたものを半分、
つまり4、5月のほぼ二ヶ月でこれまでの2課題を行いました。。。
小学校と集合住宅といった用途の建物を一ヶ月で仕上げなければならず、
学生はかなりタイトで、教える側も物足りなさを感じました。

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講評会も1時間半で2課題の全体講評を行う無謀なカリキュラム。
ずらりと並べられた各班の優秀作品から先生方が発表を聞かずに票を入れ、
発表者する人をその得票で1課題、4名づつ選びました。

発表する気満々の各班から選ばれた優秀者の学生のほとんどは発表できず、
各先生の講評を聞けないので、当然ながら欲求不満が溜まっているご様子。
僕が選んだものはほとんど発表していないので、
講評する側も消化不良でとても後味が悪いことになってしまいました。
良い案、優秀な人が埋れてしまっていますね。改善点が山済みです。

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2019年06月03日

「松濤の茶室」屋根工事

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「松濤の茶室」ようやく屋根らしくなってきました。
このあたりの板材は以前のものを洗ったものです。

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下から見るとこのような感じになっています。
二本抱き合わせの女竹は傷んでいたので、新しいものに取り替えています。

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建物の坪単価を算出する際の坪数は色々なものがありますが、
茶室の場合は建物内部に加えて庇や軒も含めた軒坪で計算することが多いです。
この作業を見ていると、室外も室内と同様に扱うのは当然ですね。

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「松濤の家2」ガラス工事

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「松濤の家2」の現場は順調に進んでいます。
この日はガラスをサッシを取り付けしていました。
二人で運べる大きさなので、それほど大きくないのですが大変そう。

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ガラスに貼り付けているのはコチラ。暑い中、お疲れ様です!

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2019年05月30日

全体講評会@東京理科大学

東京理科大学2年生の第一課題の全体講評会がありました。
学生にとって最初の設計課題で、傾斜地に建つ別荘です。

各班優秀者+α5名が発表して先生方が投票して、その結果について議論。
そして再投票して順位を決めるといういつもの流れ。

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森班の優秀者、上嶋君の力作。
一枚の大屋根の下に傾斜を生かした多様な空間が生まれています。
他の先生方にも優秀であることは認められたものの、得票は伸びず残念でした。

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森班のもう一人の優秀者、河原崎さんの作品。
ランドスケープを考えながら傾斜地のに大きなデッキを覆い、
そのデッキの上下に生まれる空間を上手く使った素晴らしい作品。
スケール感が若干おかしいものの、敷地全体を生かしている点などが評価され、
見事1位に!おめでとうござます!

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そして同点1位のこちらの作品。
巧みに三角形を組み合わせて天井高を変化させて、多様な空間を作っています。

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こちらが一次投票で得票が多かった8作品。
ここから議論して順位を決めましたが、実際はほぼ同レベルですね。
引き続き、次の課題も頑張りましょう!

ところで、司会をしているのは常勤の垣野先生。
夏から1年間オランダへ行くのですが、たまたま日大の亀井先生と話していると、
同じ時期にデルフト大学に1年間行くとのこと。なんという偶然。
そんな縁も大切にということで、こちらの講評会にお呼びしました。
講評会の後はいつものように学生を交え懇親会へ。

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2019年05月15日

「鎌倉浄明寺の家」施主検査

「鎌倉浄明寺の家」の検査に行ってきました。

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方形屋根の架かる四辺それぞれは、山と谷、集落そして空が眺められる恵まれた環境で、それに呼応するように軒先をめくり上げ、景色の違う4つの間をつくりました。めくり残した軒先四隅、床を切り欠いて土間からの吹抜けとし、上下階を繋いでいます。

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こちらは猫の出入り口(笑)。夫婦2人と猫2匹がそれぞれ思い思いに過ごし共存できる場がひっそりと佇んでいます。

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2019年05月11日

南青山の原っぱ

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事務所のすぐ裏の超一等地に広大な「原っぱ」があります。
そこはTVでお騒がせの港区の施設の建設予定地。

「原っぱ」と言ってもフェンスで囲われているので人は中に入れませんが、、、

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毎晩、どこからともなく猫が3匹現れます。

表参道の駅のそばだというのにタヌキがいたり、
電線をハクビシン(?)が綱渡りしていたりと、
動物たちがウロウロしています(笑)。
動物はたくましく、びっくりです。

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2019年05月10日

現場のハシゴ

大学に週2で教えに行っていると、
必然的に現場をハシゴすることになってしまいます。

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こちらは「松濤の家2」の現場定例。
大きな梅の木を眺めながらの打ち合わせ。
とっても贅沢!爽やかな風が流れています。。。

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こちらは「松濤の茶室」の現場。ヒノキの丸太がずらりと並べています。
倉庫保管中に歪みが生じているので、全ての丸太の微調整が必要です。
風雨に晒された外側を一見磨き丸太に見えるのですが、よく見ると錆丸太。
ということで、痛んだ手前の一本は錆丸太を新調してます。

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手前が新調した檜の錆丸太。
形が違う一本一本の丸太を調整するのですからかなり大変ですね。

そして、次は「高円寺の家」の現場へ。

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3階建ての鉄筋コンクリート造。
コンクリートの打設、ようやく全て終わりました。

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外壁の仕上がりのチェックです。補修する箇所を確認しているところ。

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スラブの支保工はまだ残っていますが、来週全て取り外せます。
綺麗な光が入っていますね。なかなか良さそう。

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こちらは、コンクリートのコタタキ仕上げの見本です。
真ん中にすることにしました。

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2019年05月05日

春の外房

新しいプロジェクトの現地調査のため外房に行ってきました。
帰りに九十九里浜の海を見に行きたいと思っていたのですが、
話が盛り上がって帰りの電車はギリギリ。海は残念ながら次回までお預け。

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ということで写真は車窓からの田園風景。
田植えを終えたばかりの水田は清々しい春の風を感じさせてくれますね。

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2019年04月30日

伊豆韮山「江川家住宅」再訪

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三養荘に行った帰りに、江川家住宅に立ち寄りました。以前、一度行ったことがあるのですが、その時は閉館間際でほんの少ししか見れず、もう一度ゆっくり見たいと思っていました。こちらが門をくぐって見える建物正面、メインの入り口ですが、こちら側ではなく、裏側の方が素晴らしいのです。。。

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こちらです。

建物全体に占める土間の占める面積が大きく、全体の1/4以上。
上部が闇に包まれている古民家と違って、
光が差し込んでいるので構造体が浮き上がって見えます。

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見上げると、こんな感じ。素晴らしい!
規則正しく、リズミカルな構造です。

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2019年04月29日

「三養荘」の特別室・初音

今回、私たちが泊まったのは村野藤吾が設計した新館の特別室「初音」。この部屋は文字通り三養荘の数ある部屋の中でも特別なお部屋。平成天皇も10年ほど前、こちらにお泊りにならたそうで、そんなお部屋に平民が泊まっていいものか?と少し恐れ入ってしまいます。

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この長い廊下の先にはあるのは「初音」の一室だけ。

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このさりげない照明が、

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このような美しい明暗をつくっています。「初音」に泊まる人だけのアプローチ空間にある「おもてなし」です。

そして、ここを右に曲がって数段上がったところに、

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ようやく「初音」の入り口があります。扉には竹が埋め込まれています。

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こちらが13畳の広間です。

ところで、和歌の世界では「本歌」「本歌取り」といった言葉があるようですが、日本建築、特に茶室の世界でも「本歌取り」「写し」といった文化があります。以前は、パクリと何が違うのか?と思っていましたが、「本歌」となるのは一流のものですから教養がある人はその本歌を当然知っているのが前提。つまり写す人のセンスを問うものであって、パクリか否かを議論するのはナンセンス。近代以降の日本建築の「本歌取り」の名人と言えば村野藤吾。この三養荘にも「写し」方を学べるところが満載です。

茶室に詳しい方は、この部屋が何の写しかすぐにわかるのではないでしょうか?二畳の床と言えば、、、そうです。「残月写し」です。利休がつくった色付九間書院を小庵によって少し規模を縮めて復興され、のちにそれが「残月亭」と呼ばれるようになったのですが、現在の表千家の「残月亭」は1910年に復興されたもののようです。堀口捨己の八勝館「残月の間」など、日本中に有名な「残月写し」はあると思いますが、村野藤吾にも「残月写し」がたくさんあります。村野流に少しづつ変化していく「写し」を見比べると、村野藤吾の試行錯誤が垣間見えてとても面白いですね。三養荘が遺作ということは、ある意味こちらが集大成ということになると思います。あと、ここの格子の天井は金沢成巽閣の「群青の間」の写しとも言われています。

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この部屋の他に8畳と6畳の部屋があって続き間になっています。

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その外側に入り口から続く広縁がぐるりとあり、その外に庭が広がっています。
これらの部屋とは別に広々とした化粧部屋や内風呂などがついています。

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ゆったりとくつろげる空間です。
畳に座るのが苦手な人には嬉しいスペースかもしれません。

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こちらは茶道口から床を見たところ。一歩中に入ると・・・

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網代天井に黒い金物がありますので、お点前はこちらで。

本歌「残月亭」の一段上がった床に畳が2枚敷いてありますが、
こちらはこのような踏込床になっていて、その先に洞床があります。

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広縁の突き当たりの網代の扉を開けると、こちらに出ます。
円形窓の右側に竹のスノコの月見台があるはずですが・・・・

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竹挟みの濡れ縁と竹のスノコが重なりあう兼六園「夕顔亭」の写しがあるはずでしたが、、、竹のスノコがありません!月を眺める人もいないでしょうし、維持管理が大変なのでしょう。。。

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こちらの部屋には広々とした温泉の内湯もついています。

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遠くに見えるのが、初音のお部屋。この広大な庭も独り占め。

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この小川はこの先の山のから流れていると思っていましたが、
夜はこの流れが止まっていたので人工的なものなのですね。。。

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日が暮れると障子が行灯のようになり、これまた風情がありますね。

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三養荘は村野藤吾の遺作ということは多かれ少なかれお弟子さんが設計監理しいるからか、建築界では桂水園の方が評価が高く有名だと思います。ただ、インテリアや照明の完成度はこちらの方が高いののではないでしょうか?

旅館ならではの「おもてなし」という点では運営はプリンスホテルなので、どことなくホテルチェーンの一つの旅館という印象を受けました。それは京都の佳水園も都ホテル(今や外資のウエスティン)の和室に過ぎないので、以前、泊まった時に同じような印象を受けました。きめ細やかな「おもてなし」をするには、ここは規模が大きすぎですね。何はともあれ、いろんなことをあれこれ考えさせられた貴重な一泊でした。


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2019年04月28日

村野藤吾の遺作「三養荘」に泊まる

伊豆長岡の三養荘に行ってきました。

建築界では誰もが巨匠と認める建築家の村野藤吾。世界平和記念聖堂や日生劇場などたくさんの名作があるものの、丹下健三などと比べて一般の方にはあまり知られていないのではないでしょうか?村野藤吾は近代建築の王道とは距離をとっていたので、今となっては歴史上の大きな文脈に乗らないので存在感があまりないのでしょうね。個人的には吉田五十八、堀口捨己と並ぶ近代以降の日本建築を設計する建築家として大変興味があり、三養荘は前々から見学したいと思っていました。

京都の「桂水園」やニューオータニの庭園内にある「なだ万本店山茶花荘」など村野藤吾が設計した作品にこれまでに泊まったり、食事をしたりしてきましたが、三養荘はそれらより敷居が高いイメージあったので、後回し(?)となっていました。今回は親の長寿のお祝いということで奮発!こんな機会ですから一番良い部屋を予約しました。

敷地面積は約42,000坪、東京ドーム3個分と広大。3000坪の広大な庭は7代目小川治兵衛、通称「植治」の作。元々、ここには三菱財閥の岩崎家の別荘があって、それらは重要文化財にも指定されています。それに加えて、昭和、平成の天皇陛下がお泊りになられた部屋が、庭を取り囲むように建っています。そして、その横の広大な敷地を買い足して、村野藤吾が新館を増築して今の三養荘となったようです。

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まずこちらの広々とした車寄せに到着。ムクリのついた瓦の大屋根が美しいですね。大和、河内の民家に瓦葺きと茅葺きの二つの屋根で構成される「大和棟」と呼ばれるものがありますが、その「大和棟」を本歌とした2段の屋根が村野藤吾らしさの一つです。左側の塀は、南禅寺三門近くの山荘群の一つ「清流亭」と同様の栗ナグリ詰打ち仕上げ。その手前の竹は竪樋です。

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エントラス横の照明。ハート形を崩したような形のこの「猪の目」の文様は、ここ三養荘ではもちろん、村野藤吾の作品のあちらこちらで見かけます。「猪の目」は古くは寺社、江戸時代以降はお茶屋さんなどで下地窓にも使われるようになった文様です。

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扉を開けるとこのようなエントランス空間が広がっています。「忘筌」のように上部だけ障子を入れて、その先の庭も借景とてして取り込んでいます。天井の板をところどころくり抜いて、その奥から下向きの照明をとっています。

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客室は起伏のある広大な敷地に地形に合わせて点在しているので、どこに行くにもかなり長い廊下を移動することになります。「雁行」しながら庭を眺めながら歩くので、次々にシークエンスが変わり飽きることはないのですが、旅館にしてはちょっと規模が大きすぎなような・・・・

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滝があったり、小川が流れていたりと窓の外には様々な風景が広がっています。

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庭の取れないところは、トップライトやハイサイドライトなどを巧みに使い、
明暗を作りながらも、先へ先へと誘います。

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廊下の天井もよく見ると凝っていますね。

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屋根が重なり合うように配置されています。

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こちらはこちらは入れませんでしたが、エントランスを挟んで向かい側にある別棟。今年の秋から会員制の宿泊施設になるようです。村野藤吾が手がけた建物は広大ですね。

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庭は明治の庭師、7代目小川治兵衛「植治」によるもの。「植治」と言えば、京都の無燐庵や平安神宮などの庭で知られていますが、それらの庭と比べるとこちらの庭は今一つハッとするようなところはなく、恐らく植治晩年のものでお弟子さんがかなりメインだったのでしょう。

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「植治」の庭の周りには、三菱財閥の岩崎家の別邸が数棟配置されています。
文化財にも指定されている重要な建物で、こちらにも泊まれます。

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本館の入り口はこのような感じ。

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そして廊下です。

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こちらの明治期の古典的な和風建築と比べると、村野藤吾の新館が近代以降の和の解釈をしていることがよくかわかります。

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庭の高台に四阿。ここから、三養全体を一望できます。

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こちらは宿泊客以外の方も入れるラウンジ。

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天井は村野藤吾らしいデザインですね。

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2019年04月27日

「松濤の茶室」祝!上棟

「松濤の茶室」が上棟しました!
半世紀ほど前に京都東山からここ松濤に移築された茶室を、
本宅の建て替えにあわせて適切な位置に再移築するというものですが、
京都に建っていた状態に戻しつつ、若干、敷地に合わせてプランと立面を変更し、
現代の技術と知恵を使ってつくり変えています。

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茶室の外側にはひとまわり大きな屋根で覆い、その中で工事が進められています。
これらの部材は長らく水澤工務店の倉庫で預かっていただいていたのですが、
塗り壁の下地の木摺も半世紀以上前の貴重なものなので、
大きな版のまま解体して痛んだところだけ入れ替え、洗って再利用。
その上の明るい色をした梁は今回、新しく入れていますが、他の梁は前のままです。
その梁は仕上げの奥に入って竣工したら見えないのですが、
以前に似た曲がったものを探してきていて、少しでも原型に近づけています。
土台や大引きも一部とり替えていますが、はじいたものも束などに再利用しています。

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おお!石が浮いています!
複雑な石の形にあわせて柱を削る数奇屋大工の技の一つ「ひかりつけ」。
外観から見えるところは極力、以前のままとしていますが、
ベタ基礎に四周土手を立ち上げるように基礎を立ち上げて、土台を回し、
水が入らないようになった大引きの束は、ゴムパッキンの上に置き、
外周の束石はこのように下からボルトで締めています。
こうすることで長期的にも石と柱の隙間が開くこともありません。

隣の本宅の現代の軸組工法とこちらの伝統工法の工事が併走して進み、
比較しながら木造の現場が見える貴重な機会。
工事の規模や施工方法は全く違うのですが、だからこそどちらも面白いですね。


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