2008年06月13日

アメリカ西海岸32 セントメリー教会

サンフランシスコのセント・メリー教会(1971年竣工)。
設計はピエトロ・ベルーシとピエール・ルイジ・ネルヴィ。
四隅を力強いボリューム感のある柱で支え、見事な曲線を描いている。
屋根を十字に切り取ったスリットにはステンドグラスが入っている。
あまりの感動に、しばらく天を仰いでしまう。

丹下健三の代表作「東京カテドラル(1964年起工)」にどことなく似ている。
こちらも素晴らしい建築だ。

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十字に切り取られた屋根スリット。

ネルビィDSCF0139.jpg
外観は「東京カテドラル」にやや似ている。外装材はトラバーチン。

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建物を支える柱脚。コンクリートでつくり出された素晴らしい構造美。
窓の向こうには、サンフランシスコの街が広がっている。

ネルビィRIMG0068B.jpg
祭壇


ラベル:建築
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2008年06月12日

アメリカ西海岸31 マイクロソフト

シアトル郊外にマイクロソフトの本社がある。
広大な公園のような敷地に建物があり、
この素晴らしい職場環境から生み出されたものによって、
世界を制しているのかと思いながら敷地内を散歩した。

マイクロソフトRIMG0235.jpg
敷地内には川や池があり、大きな公園のよう。
ラベル:建築
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2008年06月11日

アメリカ西海岸30 ハイアットリージェンシー

ハイアット・リージェンシー・サンフランシスコは、
ジョン・C・ポートマンの代表作(1974年竣工)で、
シティ・ホテルの大きな吹き抜けの走りだそうだ。
やや古き良きアメリカという雰囲気はあるが、
大きな吹き抜けに圧倒され、思わず見上げてしまう。

ハイアットRIMG0102.jpg
ロビーのソファでアトリウムを見上げていると、時間が経つことを忘れてしまう。
ラベル:建築
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2008年06月10日

アメリカ西海岸29 レイニヤー・バンク・タワー

シアトルのダウンタウンにあるレイニヤー・バンク・タワー。
設計者はNYのワールド・トレード・センターの設計で知られるミノル・ヤマサキ。
ワールド・トレード・センターは先進的な構造が有名であったが、
設計者の全く予測しない悲劇により倒壊してしまったことは非常に悲しい。
こちらのビルの竣工はワールド・トレード・センターとほぼ同じ1977年。
ビル基壇部分が細くなっているのが特徴で、シアトルの人で知らない人はいないだろう。
奇抜な形態というだけでなく、見えないはずの向こう側が見通せるという意味で、
ビルに囲まれた道路に対して風通しの良さを感じさせていると思う。

レイニヤーRIMG0097.jpg
ビルの足元からの見上げ。基壇部分が細くなっているのが特徴。

レイニヤーRIMG0092.jpg
半分は見えなくなってしまうはずの向こう側のビルが見える。

ラベル:建築
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2008年06月09日

アメリカ西海岸28 ソーク生物学研究所

今回の旅行のメインのひとつ、「ソーク生物学研究所」。
ロサンゼルスを早朝に出発し、これを見るためだけに1日がかりで南下。
ラホーヤというアメリカ人の老後の住まいとしてベスト3に入るリゾート地にある。
「ソーク」はルイス・カーンの代表作で、僕より一回り上の世代の建築家は、
一番好きな建築にあげることも多いのではないだろうか。
少し前までは、なぜそれほどまでにカーンが良いと言われているのか理解できなかったが、
最近になってようやくその良さがわかってきたような気がする。


ソークRIMG0222.jpg
あまりに有名なお決まりのショット。水の流れる先は水平線。

ソークRIMG0200.jpg
床を見ると、素晴らしい文章が。

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水の流れいった先で、研究者たちがくつろいでいる。

ソークDSCF0228.jpg
中庭の反対側の外観は分節されたコンクリートの塊。

ラベル:建築
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2008年06月06日

アメリカ西海岸27 双眼鏡

建築家のフランク・O・ゲーリーが設計した大きな望遠鏡。
この望遠鏡は正確には「シャット/デイ/モージョー広告代理店」のエントランス。
90年代のポスト・モダンという建築のムーブメントの中の作品で、歴史的には重要なもの。
賛否両論が勿論ある建物だと思うが、今でも大切に使われていることは間違いない。

双眼鏡RIMG0253.jpg
ラベル:建築
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2008年06月04日

アメリカ西海岸26 ロサンゼルスの丘の上

ロサンゼルス北部の丘陵地に高級住宅街が広がっている。
ロスの街が眼下に見渡せる素晴らしいロケーションで、
ビバリーヒルズとはまた違う、アメリカらしい高級住宅街だ。
プールサイドのガラス張りのリビングと、
眼下に広がるロスの夜景の写真で有名な
ピエール・コーニッグの「ケース・スタディハウス#22」もこのあたりにある・・・
はずなのだが、ぐるぐる探し回った挙句、辿り着けず・・・
フランク・ロイド・ライトが設計した豪邸もいくつかあり、
外観だけだが見ることができた。


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丘の上からの夜景が素晴らしかったが、写真は残念ながら夕景のみ。

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フランク・ロイド・ライト設計のストーラー邸。
テキスタイル・ブロックと垂直にのびるカーテンウォールが特徴。

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フランク・ロイド・ライト設計のエニス邸。
日本の感覚では大きなビルと言っても過言ではない大きさ。
1994年の地震で倒壊したところを今も補修しているようだ。





ラベル:建築
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2008年06月03日

アメリカ西海岸25 モーフォシス

大学生の頃、建築専門誌「a+u」からモーフォシスを掲載したものが出版された。
その当時の学生の間では絶大な人気があり、すぐにその号は絶版となるほどで、
設計課題もどことなくモーフォシスを意識したものが多かった気がする。
ドローイング、模型などがとにかく格好良かったからだ。
しばらくしてその熱も冷めてしまい、これまで実物はひとつも見たことはなかった。
今回初めていくつかの建物を見たが、全く感動もなく・・・

カルトランスRIMG0168.jpg
カルトランス第7地区本社
ラベル:建築
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2008年05月30日

アメリカ西海岸24 モンドリアンホテル

バブル期に浅草に建てられた「アサヒ・スーパードライ・ホール」のデザインや、
椅子、照明などのプロダクトデザイナーとして人気のあるフィリップ・スタルク。
スタルクはいくつものデザイナーズホテルを手がけているが、
そのひとつに、ウエスト・ハリウッドの「モンドリアンホテル」がある。
プールに面したレストランは、ポップでおおきな植木鉢の樹木が木陰をつくり、
カリフォルニアらしい気持ちの良い空間になっている。


モンドリアンRIMG0285.jpg
このアンバランスなスケールが気になって、ついキョロキョロしてしまう・・・
ラベル:建築 インテリア
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2008年05月28日

アメリカ西海岸23 ホリホックス邸

ハリウッドにあるホリホックス邸は、フランク・ロイド・ライト設計の豪邸だ。
今は一般市民に開放されているが、以前は個人住宅というので驚きだ。
休館日で中に入れず残念。


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ハリウッドの丘の上にある豪邸。

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装飾の施された柱はライトらしいデザインだ。

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こんなディテールも。

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丘の上にはこの豪邸しかなく、四周はこんな風景。

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たまたま見かけたリス。日本のリスよりかなり大きい。
ラベル:建築
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2008年05月27日

アメリカ西海岸22 ロサンゼルのビーチ

ロヴェル・ビーチ・ハウスからロサンゼルスへは、
しばらく夕暮れ時の海岸沿いを走ることにした。
ビーチボーイズやイーグルスをBGMで、といきたいところだが、
ラジオから聞こえる音楽は・・・・・。

「サーフィンUSA」に歌われるマンハッタンビーチ、
サンタモニカビーチ、ロングビーチなどなど、どこまでもビーチが続く。
島国の日本とは違うスケールの大きさを改めて感じる。
いつまでたってもロスに着く気配はなく、
気が付くと真っ暗になってしまったので途中からハイウェイで帰った。

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2008年05月26日

アメリカ西海岸21 ロヴェル・ビーチ・ハウス

オーストリアから渡米したルドルフ・M・シンドラー。
彼の自邸を見学して非常に印象が良かったので、
彼が設計したロヴェル・ビーチ・ハウスを見に行くことにした。

ロヴェル・ビーチハウスはピロティ、横連窓など、
アメリカの初期インターナショナルスタイルの秀作である。
ロサンゼルスからやや離れたニューポートビーチにあり、
東京と葉山との関係のようなものだろうか?

場所は非常に分かりにくいところにあり、
行ったり来たりを繰り返し、1時間くらい探してようやく到着。
探し疲れてかなり不機嫌な状態で、中も見ることができず、
残念ながらこの建物はすこぶる印象が悪い。

人が住んでいるので、中に入れないのは当然だが・・・・・


ビーチハウスDSCF0249.jpg
ラベル:建築
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2008年05月23日

アメリカ西海岸21 イームズ自邸&スタジオ

チャールズ&レイ・イームズ。
言わずと知れたミッドセンチュリーの代表格。
この建物は「ケース・スタディ・ハウスNo.8」で
イームズ夫妻の自邸&スタジオとして建てられた。
交換可能な既製の工業製品を使って、
2m×6mの基本モデュールを8組用いて住宅とし、
5組用いてスタジオとしているらしい。

日本での彼らの人気はコルビュジェ以上だろうか。
以前から行ってみたいと思っていた住宅だったが、
実際に行ってみると想像以上に良かった。
周りの環境が良く、保存状態も良い。
ディテールにこだわりが伝わってくる。

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スタジオから自邸へのアプローチより、自邸です。

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自邸の長手方向立面。広い敷地にはこんな大木が何本もある。

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自邸のリビングをなんとなく・・・ 室内は撮影不可なのが残念。

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自邸の玄関。紐を引くと呼び鈴がクルクル回り、音が鳴る仕組み。
用がなくてもクルクル回したくなる。


イームズRIMG0242.jpg
自邸とスタジオの間の外構。

ラベル:建築
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2008年05月21日

アメリカ西海岸20 ブラッドリービル

ハリソンフォード主演の近未来映画「ブレードランナー」。
その舞台となったビルが、ロスのダウンタウンにある。
『ブラッドリービル』という古いビルで、
吹き抜けのある内部は映画での印象とは違い、かなり明るい。
大学の2年生の時、難波和彦さんが非常勤講師で、
設計課題の中で近未来映画の話をたくさんして下さった。
「ブレードランナー」「未来世紀ブラジル」など、
それをきっかけにたくさんの映画を観た。
僕より上の世代の建築家は「ブレードランナー」好きが多い。
先日、建築家の木下道郎さんの事務所で、
アメリカ旅行のスライド上映会をした時に、
『ブラッドリービル』に反応した人たちがちらほら。
それでなんとなく歳がわかる気がする(笑)
ちなみに僕は原作のフィリップ・K・ディックのSF小説
『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』と、
サントラCDまで持っている(笑)

ブラッドリービルRIMG0148.jpg
ラベル:建築 映画
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2008年05月20日

アメリカ西海岸19 ウォルト・ディズニー・コンサートホール

ウォルト・ディズニー・コンサートホールは、
建築家のフランク・O・ゲーリーの設計。
ビルバオ・グッケンハイムと極めて似ているうねる曲面。
ホール内の音が抜群に良いそうだが、残念ながら入れなかった。
「ベルリン・フィルハーモニー」と同様、
ステージを客席がとり囲むヴィニヤード方式で、
日本の永田音響が音響設計を担当しているそうだ。

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金属の外壁がキラキラと光り、異彩を放つ。
夕方は黄金色に染まり、それもまたいい。

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外壁の3次曲面の金属板の隙間。
右が鏡面、左がヘアライン(?)という、同じ素材で別の仕上げになっている。

ディズニーRIMG0131.jpg
内部空間は外観と比べるといまひとつな印象。
この建物は評価がわかれるような気がする。
ラベル:建築
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2008年05月19日

アメリカ西海岸18 シンドラー自邸

ロサンゼルスの空港からレンタカーで市内へ移動。
ロサンゼルスは無駄に広がった大都会で、
車の量の多さにやや腹が立ってくる。

まず、ビバリーヒルズのシンドラーの自邸に行く。
シンドラーは古き良きアメリカの西海岸の建築家だ。

以前から行きたかった住宅のひとつだが、
日本の影響を受けているせいか、どことなく懐かしい感じもした。


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アプローチの生垣

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エントランスの周辺。左手は竹林。

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エントランスの反対側の庭。
キャンバス地(?)の引き戸を開けると、庭と連続する。

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古さを全く感じさせない外観

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建物の案内をしてくれたおばあちゃん

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室内はやや暗めの落ち着いた雰囲気。欄間から光がこぼれる。



ラベル:建築
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2008年04月15日

アメリカ西海岸17 イチロー

アメリカの文化を知る上で重要なもののひとつが野球。
シアトルと言えば、マリナーズ。
マリナーズと言えば、イチロー。
地元でのイチローの人気は予想以上で、
日本人としてはうれしいものです。
イチローの盗塁は見れなかったものの、
ヒットを打って、走るところ、余裕の守備、
イチローらしさを堪能することができて満足でした。

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SAFECO FIELD 屋根オープン時

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屋根を閉じた状態。
屋根柱脚部に大きな滑車ついていて、雨天時に屋根を閉じることができる。

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イチローの番になると球場内は盛り上がる。
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2008年04月11日

アメリカ西海岸16 ボーイング社見学

シアトルにはマイクロソフト、アマゾン・ドット・コムなど、
コンピューター関連企業と並んでもうひとつ重要な産業がある。
シアトル郊外のエヴァレットにあるボーイング社だ。
ここに世界中のトップレベルのエンジニアが集結している。

飛行機の工場見学ができるのは、世界にもそう多くない。
工場内の写真撮影は残念ながらできなったが、
777や747といった大型機の製造過程が見学ができた。
いくつも飛行機が並んだ大きな工場で、
そのスケールの大きさと人類の英知にとても感動した。

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この大きな工場の中で、いくつもの大型機が並んでいる

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内部の撮影ができたのはここだけ(工場に入る前のギャラりー)


その日はDream Lifterが駐機していた。
次世代中型旅客機ボーイング787のための部品輸送用として
ボーイングの中古貨物機を改造してつくられたすごい飛行機らしい。

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これに遭遇できたってことはすごいことらしい
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2008年04月10日

アメリカ西海岸15 知人宅

シアトル郊外の街に住む知人のお宅に伺った。
眼下にピュージェット湾、遠くにはオリンピック半島が望める高台にある。
日本の家とは比較にならないほど家が広いのは言うまでもない。
残念ながら天候が悪く、外でのバーベキューは中止。

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緑の多い高台にある閑静な住宅地。湾を船が行き来している。
夕日が向こう岸に沈む予定だったのだが・・・・

知人宅RIMG0153.jpg
天気が良ければここでバーベキューのはずでした(涙)


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2008年04月09日

アメリカ西海岸14 ベルビュー美術館

シアトルの郊外にベルビューという街がある。
以前は湖に面した単なる美しい高級住宅地であったようだが、
マイクロソフトの急成長とともに、
その本社ビルのあるこの街も都市化が進んでいるようだ。
その街の中心部にベルビュー美術館がある。
設計はスティーブン・ホールだ。

ベルビュー美術館RIMG0215.jpg
コンクリートに着色した外観。
建築家のスティーブン・ホール氏のこだわりが細部にまで感じられる。
隣は高層ビル。周辺は高層化が進んでいる。

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エントランスホール。

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展示室に上がる階段。

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展示室は設計当初、ハイサイドライトの自然光が差し込む予定だったが、
現在は暗幕で塞がれているため、いまひとつ。


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2008年04月07日

アメリカ西海岸13 セントイグナチウス

シアトル大学の校内にある教会、セントイグナチウス。
僕が好きな建築家であるスティーブンホールの設計だ。
反射光を使った、光の取り入れ方がとても美しい。

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神秘的な光が美しい祭壇。

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あちらこちらから神秘的な光が差し込む。

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上の写真の左奥のアップ。
手前側の壁(裏側)は朱色に塗られていて、
太陽の光がその壁に反射して室内全体を朱色に染める。

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入口側の外観。
上部に見えるガラスの部分から自然光を取り入れている。

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自然光を取り入れる屋根形状が特徴的。




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2008年03月28日

アメリカ西海岸12 シアトル図書館

レム・コールハース設計のシアトル図書館は、
アメリカ西海岸で今、最も話題の建物だろう。
フランス・リールのコングレスポ、
オランダのユトレヒト大学、
ロッテルダムのクンストハルなど、
今までにも彼が設計した建物は実際に見に行ったことがあるが、
シアトル図書館のスケール、過激な(?)形態は、
今までのものとは群を抜いている。
行く前はやや否定的な部分もあったが、
圧倒的なパワーでそのようなものは吹き飛ばされてしまった。


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構成が理解しやすい南東の外観

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南側のファサード。。

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敷地が一街区と広いことと、急な坂道であることが、
建物と道路面との関係を複雑にしている。

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北側のエントランス部分。
レベル差があるため、建物としては3階部分?
リビングルームとよばれるエントランスロビーへの入り口がある。

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エントランスロビー全景

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3階のエントランスロビーにあるレセプション。

シアトル図
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3階のエントランスロビー。まさに、リビングルーム?

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最上階の読書室。
吸音マット(?)をそのまま仕上げに使ったラフなインテリア。
なかなかカッコいい。

シアトル図書館RIMG0113.jpg
エスカレーターの近未来的な黄色の照明も魅力的。










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2008年03月27日

アメリカ西海岸11 EMP

スペースニードルの足元にEMPがある。
EMPはEXPERIENCE MUSIC PROJECTの略で、ロックの博物館だ。
シアトルは伝説のロックギタリスト、
ジミー・ヘンドリクスの出身地である関係で、
ロックの奇跡が分かるミュージアムがつくられたそうだ。

設計はフランク・O・ゲーリーで、
スペイン・ビルバオのグッゲンハイムと同様、
有機的な曲線の造形物だ。
写真で見るとかなり過激な建物だが、
実物を見るといまひとつ感動がなかった。

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EMPとスペースニードル

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かなり有機的?

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EMP内部空間

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スペースニードル展望台よりEMPを鳥瞰撮影




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2008年03月24日

アメリカ西海岸10 スペースニードル

シアトルのランドマークのひとつ、スペースニードル。
エッフェル塔、東京タワーとは違う独特の美しさがある。
タワーに上るとシアトル市内が一望でき、
遠くにはMt.Rainierが見えるはずであったが、
天気があまり良くなかったので残念なら見ることはできなった。
ちなみにシアトルの天候は冬は雨が多く、
夏はカラッとした素晴らしい晴天が多いとのこと。
この夏の天候は特にインディアンサマーと言われている。

スペースニードルRIMG0084.jpg
スペースニードル。展望部分が宇宙船のようです

スペースニードルRIMG0075.jpg
スペースニードルからシアトル・ダウンタウンの眺め
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2008年03月23日

アメリカ西海岸9 シアトルのカフェ

シアトルは「スターバックス」、「タリーズ」など、
日本でも馴染みのあるコーヒーショップの本拠地。
市内のスターバックスの数もかなりの数だが、
地元の洒落た店もポツリポツリとありました。

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店内からの眺め

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店の外観
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2008年02月28日

アメリカ西海岸8 サンフランシスコの坂

久しぶりにアメリカ西海岸ネタです。
サンフランシスコと言えば、坂とケーブルカー。
とにかく坂が多いです。
等高線を無視した道路網は、
日本人の私たちにとって非常に新鮮です。
坂のある風景は非常に魅力的ですが、
丘の向こう側に行く時に、一度を坂を下ってまた上るのは、
ちょっと損をした気分にもなります・・・・?

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あまりに有名なスポットですが・・・

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向こうの丘の上に行くには、一度下りなければ・・・
遠くにベイブリッジ、その先にオークランドが見えます。

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坂が急なので、上るのが結構大変です。
遠くに見える島はアラカトラス島(別名は監獄島)。
1963年まで凶悪犯が収監されていたそうです。


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2007年12月17日

アメリカ西海岸7 デヤング美術館

ヘルツォーク&ド・ムーロン設計のサンフランシスコ市内にあるデヤング美術館。

www.deyoungmuseum.org/

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2007年10月11日

アメリカ西海岸6 オークランド美術館

ケビン・ローチ設計のオークランド美術館。
やや昔の美術館ではあるが、市役所の前庭となるように、
美術館全体を緑に覆うというシンプルなコンセプトである。
ある意味でいつまでも古くならない名作である。

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2007年10月10日

アメリカ西海岸5 ドミナスワイナリー

ヘルツォーク&ド・ムーロン設計のドミナスワイナリー。
事前に見学希望のメールを出していたが断られた。
知らない振りをして少しでも近づこうと思っていたが、
頑丈なフェンスで近づくことすらできなかった。
アメリカでの強行突破は、銃で撃たれそうなのでおとなしくその場を去った。
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2007年10月09日

アメリカ西海岸3 シーランチ

マリン郡庁舎から数時間北上し、海岸まで山を越える。
久しぶりの左車線の運転で、山道はかなり厳しい。
海岸線に出てから、いつまで経っても目的地に着かない。
実は地図を持っていなかったので、これほど遠いとは思わなかった。
すばらしい海岸線だが、シーランチで夕日が沈むのが夢だったので、
慣れない左車線、しかもくねくねの道を猛スピードで飛ばした。
おかげで今日一日ですっかり運転には慣れてしまった。

なんとか日没前に到着。
レストランで日没の瞬間を見る。

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ラベル:建築
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2007年10月08日

アメリカ西海岸2 マリン郡庁舎

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12日、日本からサンフランシスコ空港に到着。
空港でレンタカーを借りて、市内を抜けて北上する。
快晴であまり情緒的に見えないゴールデン・ゲート・ブリッジを通り過ぎて、
しばらくするとマリン郡に入った。
そこにフランク・ロイド・ライトの設計したマリン郡庁舎がある。
フリーウェイから降りてすぐなので、ほとんど迷わず行けた。
そこの食堂で、昼ごはんを食べた。
ラベル:建築
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アメリカ西海岸1

7月12日〜23日の12日間、アメリカ西海岸に旅行に行ってきました。
僕の最初の海外旅行はアメリカでしたが、
それ以来、アメリカには一度も行ったことがありません。
建築をほとんど知らない大学2年生の時から約20年ぶりということもあり、
今回の建築視察では今、話題の建築だけでなく、やや昔の名作を見ることにしました。
訪れた都市は、サンフランシスコ、ロサンゼルス、シアトル。
それぞれの都市でレンタカーを借り、そこから車で周辺の街を見て廻りました。

時系列順ではなく、気ままに少しづつ書こうと思います。
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