2021年12月21日

モスクワのプロジェクト、全てリモートで

モスクワ郊外の別荘地にスパ施設の計画が進んでいます。10年ほど前のサンクトペテルブルクのプロジェクトは途中で頓挫しましたが、その時に知り合ったロシア人から今回の話がありました。前回はロシアと日本を行ったり来たりしながら契約の話をして、その後の打ち合わせは大きな模型を飛行機に乗せて行ってと膨大な時間と労力が必要でしたが、今回はコロナ禍ということもあって全てリモートです。最初に話があってから半年くらいで基本設計を終えることが出来ました。

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打ち合わせはこんな感じ。雪で覆われた現地の状況を映像で送ってくれました。ドローンなども使ってでききるだけたくさんの映像を送ってもらうようにしているので、ある程度は現地の状況は理解できているはずですが、、、、この段階で一度は現地を確認したいところです。残念ながらロシアのコロナ感染状況が芳しくないので行くことができません。

今回のパンデミックで世界中のリモート環境が一気に整ったので、地球の裏側の仕事がかなり手軽にできるようになりました。現地に行かなければ上手く行かないこともたくさんあると思いますが、ポストコロナでは設計の進め方は大きく変わっていきそうですね。

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2013年07月25日

施主打合せ@モスクワ

新しいプロジェクトの打合せのために、
電車に3時間ほど乗ってサンクトペテルブルクからモスクワへ。

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こちらがドイツ製の新幹線。
パスポートチェックを受けて乗車します。
ロシアでは免許証はIDとしては認められていないようで、
ロシア人もパスポートは携帯しておくことが多いようです。

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打合せは夕方に終わり、ディナーまでの数時間が観光タイム。
モスクワと言えば、やっぱり「赤の広場」。

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そして、赤の広場に隣接するポクロフスキー聖堂(ワシリー寺院)。
個人的に気になるのは、赤の広場よりこちらの方。
1560年にイワン雷帝によって建てられた当時はドームは地味で、
現在のタマネギ形になったのは17世紀頃だそうです。
9つのネギ坊主は、それぞれひとつづつが教会になっています。
ちなみに、サンクトペテルブルクの「血の上の救世主教会」は、
こちらの建築が原型になっていると言われています。


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血の上の救世主教会」はRC造、1907年竣工と実はとても新しく、
ポクロフスキー聖堂は木造であり、技術的にも歴史的にも全く別物。
ポクロフスキー聖堂は迷路のような廊下沿いに、
小部屋がいくつもはいりついているといった印象です。
とは言うものの、多くの人が区別がつかない(?)この二つの建築を、
以前から、体感してみたかったので、見学できて大満足!

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中心部の最も広いところがこちら。

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突然、賛美歌が建物内に響き渡り、厳かな雰囲気に・・・

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そして、こちらがモスクワ大学。
スターリン・クラシック様式の建築の中で最大規模で高さ236m。
ニューヨークの摩天楼にコンプレックスを抱いていたスターリンが、
1950年代に7つのビルを建て、スターリン・クラシック様式と言われていますが、
モスクワでの別名は「7姉妹」「スターリンのウエディングケーキ」。

学生の頃の教科書「建築史(市ヶ谷出版)」を読み返してみると、
「建設技術は近代化していながら、意匠は過去の様式によっている特有な様式である。
この過去様式の巨大趣味の建築を、
第二次大戦後の西欧近代建築家が、近代にあるまじきものとして批判した。
これに対してソビエトの建築家は、
何が美しいものかを決める主人公は建築家ではなく民衆であり、
民衆が好む様式を用いて設計するのが建築家の社会的責任であると反論した。
この反論の基になる美学理論は社会主義リアリズムと呼ばれるもので、
社会主義国家の芸術一般に共通した創作方法論である。」と書いてありました。
20年前、学生の頃に勉強したスターリン・クラシックも、
時が流れ、建築家になってから読み返す文章の受け止め方は違いますね。
いろいろと考えさせられます。。。

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近くに寄ってようやく人がいることに気がつきます。
実際にその場に行かないと体感できないとは思いますが、
とてつもなく大きいことが認識できますか?
建築的には賛否両論ありますが、圧倒的な迫力です。
また、建築のデザインの社会的責任という意味を考えさせられました。

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時間がないので車の中からですが、外務省。
こちらもスターリン・クラシック!

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そして、こちらにも!
ところどころに点在しているのですが、見つけるとうれしくなります。
東京で東京タワーが見えた時の感覚に少し似ているような・・・。

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そして、こちらはロシアアヴァンギャルドが生み出した唯一の住宅。
ロシア構成主義の建築家メーリニコフの自邸です。
こちらのメーリニコフ邸は普段は見れないのですが、
ロシア語で交渉していただいて、なんとか外観のみ見学させて頂きました。

こちらは1929年竣工で、同年に竣工した有名な建物として、
ミース・ファン・デル・ローエのバルセルナ・パビリオンなどがあります。
レンガ積みの躯体に木造の床という工法ですが、
円筒を二つ組み合わせた平面に、六角形の窓という現代においても斬新なもの。
この住宅は前述のスターリン・クラシックより、
20年以上前に竣工していることになります。
ロシアが世界をリードした束の間の時代の重要な建築ですが、
ソ連時代はメーリニコフは冷遇され、人生を終えたとのこと。
建築と政治は密接に関係しているとつくづく思いました。

モスクワはとても短い時間でしたが、とても新鮮でした。
共産主義の街と言えばそれまでですが、
建築関係者は見ておいて損のない街だと思いました。
アメリカのハイウェイのように幅の広い道路と、
スターリンクラシックのような超高層ビル。
そして、ロシアヴァンギャルドの建築。
社会主義という激動を乗り越えたモスクワは、
きちんと勉強してから見学すると面白いですね。
また、近々、モスクワに行くことになりそうなので、
きちんと歴史を勉強しておこうと思います。


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2013年07月24日

プレゼンテーション@サンクトペテルブルク

サンクトペテルブルグに、施主打合せに行ってきました。
今回もフィンエアのヘルシンキ経由でしたが、
ヘルシンキからサンクトペテルブルク行きの飛行機が小さく、
大事な模型がギリギリ機内の棚に入らず焦りました。。。。
プレゼンテーションを無事終え、
次のステップに進むことになりました。

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フィンランド湾に面した運河の街、サンクトペテルブルク。
数日の滞在でしたが、毎日のようにボートに乗せて頂きました。
やはり白夜と運河は最高です!

運河が街中を張り巡らされているので、
何通りもルートがあるようです。
白夜の旧市街を時速100kmで爆走です。
ぶつかったらご臨終のスピードですが・・・・

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バレエやオペラの名門、マリインスキー劇場。
昨年は建設中だった新館も今年は完成していました。

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次の日は打合せが予定より早く終わったので、
1時間程ボートに乗ってフィンランド湾の対岸まで行って夕食。
日本ではなかなかできない贅沢な時間の使い方ですね。

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そして夕日を眺めながら、サンクトペテルブルクに戻りました。

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こちらはクライアントがボートを停泊させているところで、
併設されたレストランから見える運河の風景も美しい。
「ロシアはご飯がおいしいですね」と通訳の人に言ったら、
「美味しいところにしか行ってないからね(笑)」とのこと。
ロシアにはどこに行ってもモデルのような美人と、
おいしいご飯というのは錯覚かも?

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こちらはうなぎとパイナップルのSUSHI。
今回もたくさんSUSHIを食べましたが、どれも意外と美味しい。
日本人からすると不思議な食べ物ですが、かなりお気に入りです。

サンクトペテルブルクの詳細は昨年のブログを見て下さい。
そう言えば、NHKのロシア語講座の今年の舞台はサンクトペテルブルク。
ロシア語を勉強しようと録画はしていますが、そのままに。。。(笑)
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2012年07月19日

サンクトペテルブルグ視察/ペテルゴーフ

ピョートル大帝の夏の宮殿、世界遺産のペテルゴーフ。
サンクトペテルブルの南西約30km、フィンランド湾に面した宮殿です。
この周辺にはこのような宮殿が建ち並んでいて、
MDSに依頼されたプロジェクトのひとつがこの近くにあります。

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宮殿前広場から一段低くなったテラス両端に階段があり、
光輝く金箔の銅像が立ち並んでいます。
写真の手前の20mも水を噴き上げるライオンの口を引き裂いたサムソン像は、
対スウェーデン戦勝25周年を記念した1734年につくられたもの。
ライオンはスウェーデンの国章に描かれていることから、そのような像としたとのこと。

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宮殿の頭もきらびやか!

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軸線はフィンランド湾に向かって伸びています。

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最初の噴水が出来上がったのは1721年。
これらの噴水はポンプなどを一切使わず自然の高低差のみを利用したもので、
22km離れた水源からまず、上の庭園まで水を引き、
パイプを使ってそこから16m下に水を落とすことで、水を噴き上げています。

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宮殿の裏側の庭は、宮殿のものとしてはちょっと地味ですが、
現代人にとっては馴染みやすい庭です。

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2012年07月18日

サンクトペテルブルグ視察/イサク聖堂

帝政ロシアのシンボルのイサク大聖堂。
高さ101.5mの世界でも最も大きな教会建築とも言われています。
設計者はオーギュスト・モンフェランというフランスの建築家で、
完成まで40年の歳月を費やし、1858年に竣工。
軟弱地盤のため、もともとあった教会の下の1万3000本の杭に加え、
さらに1万本以上の杭を打ち込み、その上に花崗岩や石灰岩を敷き詰めています。
この土台だけで5年が費やされたそうです。

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聖堂の入口には四方あわせて48本の柱が建っていて、
高さ17m、直径1.8m、重さ114トンで、
これらの柱を建てるだけで2年かかったそうです。
高さ60mのところにあるドーム部分は回廊の展望台となっています。

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センターの大きなドームの横のこちらの棟は階段室。
旧市街は高さ制限あるため、展望台から360度、街を見渡すことができます。

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奥に見えるステンドグラスは「キリストの復活」。

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頭上の直径25.8mのドーム。

現在は教会としてはしては使われていなくて、
博物館として利用されています。ちょと残念です。
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2012年07月17日

サンクトペテルブルグ視察/カザン聖堂

血の上の救世主教会やイサク聖堂は今は博物館となっていますが、
カザン聖堂はサンクトペテルブルグにおけるロシア正教会の中心地。
1612年のポーランド軍撃退以来ロシアの守護神となった、
カザンのイコンを安置するために建てられました。
ロシアに侵攻したナポレオン率いるフランス軍を撃退した、
祖国戦争によって一時建設が中断され、1811年に完成。
その戦争の功労者である将軍が埋葬されていて、
フランス軍から奪った数本の軍旗と鍵が飾られています。

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カザン聖堂の外観は、どことなくイタリアの教会を思い起こします。
それもそのはず、建築を命じたパーヴェル1世は建築家に、
バチカンのサン・ピエトロ大聖堂のような聖堂をと希望したそうです。
ロシア正教では珍しくカトリック風の列柱の回廊を持ち、
上から見ると十字架の形をしているので、
ロシア正教側からは難色を示したさそうです。

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カザン聖堂は、サンクトペテルブルグの繁華街、
ネフスキー大通りに面しています。
ちょうどお祭りをやっていて、人でいっぱいでした。

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2012年07月16日

サンクトペテルブルグ視察/モスク

滞在中はほとんどクライアントの車での移動しでしたが、
わずかなフリーの時間に地下鉄でこちらのモスクに行きました。
クライアントの一人にこのモスクを見るように言われたからです。

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街の中心部からそれほど離れていませんが、
観光客は全くいませんでした。

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内部を見上げるとこんな感じです。
モスクの入口は男女別々で、男性はこちらに入れましたが、
女性はこちらに入れず・・・・

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2階の格子越しにしか、メインの大空間を見ることができませんでした。

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2012年07月15日

サンクトペテルブルグ視察/血の上の救世主教会

西欧風の町並みを誇るサンクトペテルブルクにおいて、
ひときわ異彩を放つロシア風の「地の上の救世主教会」。
いわゆるネギ坊主が頭にのっているモスクワの赤の広場の南側に建つ聖堂、
ポクロフスキー聖堂(ワシリー寺院)と外見は似ていますが、
技術的にも歴史的にも全く異なっています。

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「血の上の〜」とは、何ともおどろおどろしい名前ですが、
皇帝アレクサンドル2世が暗殺されたこの場所に、
1907年に 息子のアレクサンドル3世が聖堂を建てたことに由来します。
サンクトペテルブルク はもともと沼地で地盤が悪いのですが、
この建築物で初めて土台に杭を打たず、
また、コンクリートが使われた当時の最新の建築技術が使われたため、
内部空間は広くて明るいモスクワのポクロフスキー聖堂とは対照的。
ちなみに、ポクロフスキー聖堂は1560年、
対モンゴルの戦勝を記念してイワン雷帝によって建てられたもの。

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ネギ坊主のアップです。
こんなに近くで見れるとは・・・・・

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外装には宗教画の他に、ロシアの144の町、地域の紋章などが描かれています。

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内装の宗教画はモザイクタイルです。
寒いロシア。窓ガラスが二重にした開口のデザインです。

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上を見上げるとこんな感じです。
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2012年07月14日

サンクトペテルブルグ視察/エルミタージュ美術館

サンクトペテルブルクと言えば、エルミタージュ美術館。
世界屈指の大美術館であると同時に、サンクトペテルブルク随一の宮殿。
これ見ずしてロシアは語れないということで、
仕事の合間に観光に行ってきました。

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エルミタージュ美術館と旧参謀本部に囲まれた宮殿広場。
その中心にそびえ建つのがアレキサンドルの円柱です。
写真奥に見えるのが旧参謀本部で、
イタリアの建築家カルル・ロッシにより、
1827年にロシアにおける帝政様式の建築です。

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宮殿広場に面して建つこちらの建物が、
サンクトペテルブルクの顔とも言える「エルミタージュ美術館」。

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こちらが有名な大使の階段(ヨルダン階段)。

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こちらがピョートル大帝(小玉座)の間。

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そして、こちらが紋章の間。

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「聖ゲオルギー(大玉座)の間」は、歴代皇帝による謁見の間。
大使の階段から続けて通された外国人の大使や使節は、
ここで皇帝に謁見したそうです。

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この玉座に皇帝がお座りになられていたんですね。

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そして、こちらが「パヴィリオンの間」です。

絵画だけでなく、その器だけでもかなり見応えがあります。
とにかく華やかで、スケールの大きさに圧倒されました。

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2012年07月13日

サンクトペテルブルグ視察/ロシア料理

ボルシチ、ピロシキ、ビーフストロノガノフ・・・・
日本ではロシア料理はあまり知られていないと思いますが、
旧ソ連の国々を含めるとかなり多彩。


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基本的にスープは全般的にどれもおいしい。

アーティチョーク、マッシュルームなどはロシアでは一般的なようで、
毎日、食べ放題といった感じです。

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こちらは、ロシアで一般的なサラダ。

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こちらも一般的なサラダで、紫色のものがビーツです。
サラダもいけます!

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こちらは蕎麦の実。確かウズベクスタン料理です。

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こちらはうどんのような食べ物です。

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餃子もかなり一般的に食べるようです。

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こんな餃子デザートもあります。
ちょっと日本人にとっては違和感がありますが、
食べると普通においしいデザートでした。

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2012年07月12日

サンクトペテルブルグ視察/日本料理

極東での出来事が日本人はどうしても気になってしまいますが、
サンクトペテルブルグに行ってみると、
ロシア人はとても親日的な印象を受けました。
サンクトペテルブルグは他のヨーロッパの主要都市と比較すると、
日本人は少ない印象がありましたが、
日本料理(的な)店はかなり多いように思いました。
車もドイツ製と日本製が二分しているような感じです。
日本の印象は極めて良いようです。

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やや日本的な雰囲気(?)。

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こちらはフージョン料理というカテゴリーのお店でしょうか。
SUSHIはロシアでもかなり浸透しています。

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カリフォルニアロールのようなロシアのSUSHI。
いわゆる寿司では、サーモンが一番人気だとか。

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日本の寿司とは全く違いますが、なかなかおいしく、
日本でも十分通用する料理ではないでしょうか?

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2012年07月11日

サンクトペテルブルグ視察/飲み物

ロシアビジネスの基本は「ウォッカ」。
と多くの人が思っていることでしょう。
クライントが全くお酒を飲まないこともあるのか、
そのようなお店に行かなかったのか、
毎日、とても上品な食事でした(笑)。

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クライントが飲まなくてもこちらはお酒が飲みたいのでビールを一杯。
こちらがロシアのビール「ザラターヤ ボーチカ」、
黄金の樽という意味だそうです。
やっぱり、仕事の後のビールはおいしい。

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こちらは果物がたくさん入った発泡性の飲み物。
食事によくあう美味しい飲み物です。



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2012年07月10日

サンクトペテルブルグ視察/ホテルのテラスバー

サンクトペテルブルグの観光名所のひとつ「イサク聖堂」、
その近くにあるホテルRenaissance Hotel に泊まりました。

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部屋のすぐそばのテラスのバーからは、
目の前に イサク聖堂が眺められます。

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白夜の空をバックに、ライトアップされたイサク聖堂を眺めながら、
お酒を飲んでいると、一日の疲れが癒されます。


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2012年07月09日

サンクトペテルブルグ視察/跳ね橋

サンクトペテルブルの街で最も素晴らしいと思ったのが「跳ね橋」。
街の中心を流れる「ネヴァ川」は、
ロシアの大動脈とも言える大きな川。
大きな船を通すために大きな橋をかけるのではなく、
跳ね橋が街の風景を分断させることなく連続させ、
水面に近い街並みが美しい景観をつくり出しています。

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この写真驚きますよね。
街並みの隙間から道路の向こう側に突如現れる壁!

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街灯がついたまま橋が跳ね上がっているのが驚きです。
大きなタンカーが通っているのが見えるでしょうか?
深夜の数時間、街の中心部の橋が跳ね上がり、
それを待っていた大型船が次々と通過して行きます。
事前に橋が上がるタイムスケジュールが決まっていて、
日によってその時間は異なるようです。

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夜2時頃ですが、川沿いは人でいっぱいです。
サンクトペテルブルグの夜は長いです。




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2012年07月08日

サンクトペテルブルグ視察/運河めぐり

クライアントのボートに乗って、
サンクトペテルブルグの運河めぐりをさせて頂きました。

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まずは打合せも兼ねた夕食を船着場のレストランで済ませて•••

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クライアントのボートへ。
この位のボートが小さな運河もめぐれるので良いのだとか。

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出発したのは夜の10時頃。
空はまだまだ明るく、日本の夏の夕方の感じですね。
運河沿いに高級住宅地がひろがっています。

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クライアント自ら操縦。カッコいい!
ストレス解消に一人で乗ったりもするそうです。

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運河からは車が見えず美しい!
道路レベルは路上駐車が都市景観上深刻です。

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運河の街なので色々な橋がかかっています。

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バレエやオペラの名門、マリインスキー劇場。左は建設中の新館。
片持ちのブリッジで右側の既存劇場と繋げるようです。

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ロシア的な教会「血の上の救世主教会」です。
運河からの眺めは格別です。

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日本の建築家はほとんどロシアでは仕事をしていませんが、
建設中のこのスタジアムは今は亡き黒川紀章の設計です。

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美しい街のシルエット。深夜0時頃の白夜の空に感動!

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時速100kmで急いで戻ります。
しかっりしがみついていないと飛ばされそう。。。

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船着場に戻ったのは夜の1時頃。
白夜で時間の感覚が狂ってしまいます。
時計を見ると急に眠気が襲って来ました。



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2012年07月06日

サンクトペテルブル視察/敷地見学

サンクトペテルブルグから帰国して、
あっという間に1ヶ月が経ってしまいましたが、
少しだけこちらのブログでご紹介します。
先月、サンクトペテルブルグに行った主な目的のひとつが敷地見学。
1日では廻れないので3日間でまわりました。

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ブログ掲載の許可を得た唯一のプロジェクト。
フィンランド湾に面した木々に囲まれた素晴らしい敷地。
ここには個人邸とスパを建てる予定です。
個人邸と言っても、日本のそれとはスケールが違い、
ホテルや企業の保養所のような規模の計画です。
日本とは全く異なる気候風土や文化、そして広大な敷地で、
どのようなものが出来るか今からとても楽しみです。

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2012年06月14日

サンクトペテルブルグへ・・・

サンクトペテルブルグへ、施主打合せと現地調査に行ってきました。

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フィンランド航空に乗って、ヘルシンキ経由でサンクトペテルブルグへ。
成田とヘルシンキの最短距離になるのか、利尻島を通過しました。
飛行機から見る富士山も良いですが、海に浮かぶ利尻富士も美しい。。。

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サンクトペテルブルグは、北のヴェニスと言われている美しい運河の街。
詳しくは、また後日。

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