2012年10月07日

「長谷木記念幹」

一般非公開の「長谷木記念幹」を特別に拝見させて頂きました。

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建物は内井昭蔵氏の設計ですが、中心に据えられた「心の木」が主役です。
地面から天空へ向かって立ち上がる、森の中の大樹の印象です。
柱ではありません。

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北米の樹齢600年のダグラス・ファーの大木。
乾燥によるひび割れが渦を巻いて天に伸びています。
北半球と南半球では渦を巻く方向が違うそうです。

「心の木」は「最後の木挽き」と言われる林以一氏により
八角形に挽かれています。
挽かれた八面全てに美しい虎目があらわれるのは、
芯が真ん中にあり真っ直ぐに育った木のなせる業。
並外れに良い環境で育った証拠とのことですが、
その環境が600年も維持されていたという事実も驚きです。

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新木場の運河が眺めながら、記念幹の隣で昼食をご馳走になりました。

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時間を忘れてすっかり長居してしました。
新木場の夕暮れを背景にした「長谷木記念幹」。



posted by MDS at 00:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする