ロシアとの国境がすぐという辺境の地にある、小さな工業都市だ。
そこからさらにバスに数十分乗って向かったのは、
アアルトの代表作のひとつとされる「ヴォクセンニスカ教会」だ。
祭壇に3つの十字架があり、正式名称は「3つの十字架の教会」。
ヘルシンキから一日がかりで、苦労して行ったわりには、
いまひとつ感動がなかったのが残念。
祭壇には3つの十字架がある。
天候が悪く、室内はとても暗いが、祭壇の横から差し込む淡い光が美しい。
このパイプオルガンの音はいいらいしい。
この教会の特徴のひとつは、
クラブ室、教区ホール、実際の教会室という3つの教会ホールが連続し、
必要であれば分離できるようになっていていることだ。
可動式の間仕切りは電動モーターで動くそうだ。
最後列からのカット。
祭壇がある北西の端のホールが、実際の聖域。
総計800席以上もある。
雨の中で撮影したいまひとつな印象の外観。
晴れた青い空で、木々が鮮やかな緑がだったら印象が違ったことでしょう。
3つに分割できる内部空間が外観にも現れています。
ラベル:建築
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