建築家の巨匠アルヴァ・アアルトは、フィンランドの英雄でもあり、
以前、フィンランドのお札になっていたことがある程だ。
そのようなアアルトがどんなところで仕事をしていたのか興味があった。
建物の全体が白いので、晴れていると空が青く、光りが差し込み、
その白さが引き立つと思いつつ、
訪れた日は残念ながら天候があまり良くなかった。
しかしながら、コルビジェのサヴォア邸のように、
建物全体の印象が天候にあまり左右されないような気がした。
それは、北欧的な採光にも影響があるとは思うが、
素材の持つ力と洗練されたディテールがあるからだとも思う。
外装はレンガに漆喰を塗っている。
仕事場の天井は片流れで、杉板(?)型枠コンクリートに塗装。
両側にハイサイドライトが設けられ、適度な明るさが確保されいる。
こんな職場だと素晴らしい案が浮かびそう。
ラウンジは中庭に面して、天井を高くとっている。
内装は白で統一されているが、いろいろな素材が使われている。
写真ではその良さが伝わらないのが残念。
ラウンジの中庭側は緩くカーブしている。
ラベル:建築
【関連する記事】
- 北欧32 / アアルトの実験住宅「夏の家」
- 北欧32 / フィンランドの車窓
- 北欧31 / 北欧の照明
- 北欧30 / セイナッツァロ・タウンホール
- 北欧29 / ユバスキュラ大学
- 北欧28 / キアズマ
- 北欧27 / 白夜のヘルシンキ
- 北欧26 / 文化の家
- 北欧25 / シーフォース
- 北欧24 / フィンランディアホール
- 北欧23 / ヘルシンキ工科大学
- 北欧22 / アカデミア書店
- 北欧21/Klaus K(クラウス・コー)
- 北欧20/ミュールマキ教会
- 北欧19/ヴォクセンニスカ教会
- 北欧18/オタニエミチャペル
- 北欧17/テンペリアウキオ教会
- 北欧16/アアルトハウス
- 北欧14/カレヴァ大聖堂
- 北欧13/タンペレ市立図書館