2018年08月27日

「西原の家」久しぶりの訪問

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久しぶりに西原の家に行ってきました。
強い日差しが出目地の影をくっきりと落とし、ファサードを引き締めます。

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上から強く照りつける夏の光が夏を感じせますね。

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スチールの枠に輸入ガラスを組み合わせてつくった玄関扉は、
重厚かつエレガントな雰囲気を醸し出しています。

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見返すと、少しずつ床のレベルを下げながら静かな裏庭に続きます。

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カメラを構えると、愛犬フロックはモデル気分(笑)。

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リビングの和紙越しに差し込むハイサイドライトは、
夜になっても淡い光が室内を照らし、まるで行灯。

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寝室から洗面所の先はリビングのソファ上部。
どの部屋もとても美しく住まわれいて嬉しい限りです。

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2018年08月16日

奈良井宿

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こちらの写真は木曽の宿場町、奈良井宿の中村邸の裏庭につづく土間通路。
建築写真家の藤塚さんの写真集(文章は藤森さん)「日本の木造建築」に、
中村邸の写真が掲載されていて、久しぶりに奈良井宿に行ってきました。

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宿場町は奈良井宿以外にもあちらこちらに保存されていますが、
ここの凄さは建物の保存の状態が良いことは勿論、
今も昔と変わらずお店として機能していることです。
昔の宿は他の業態にかわったりはしているそうですが・・・

江戸時代は、漆塗りの櫛で栄えたようですが、今もその名残があって、
お土産というレベル以上の上質なものを扱っている店もチラホラ。

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こちらは、昔、櫛屋だったところが、一般公開している中村邸。
何も知らずに見ると、京都にありそうな町家のファサードですが、
実は奈良井宿にしかない特徴があとのこと。

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それがこちらの庇です。
猿が並んでいるようにも見えるので、猿頭というそうです。
先端が金物で吊られていて、人が上にのると外れる仕組みになっています。
宿場町らしい防犯です。

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こちらは他の家の1階ですが、1番上の板は家の内側に跳ね上げる蔀戸、
下と中の2枚の板は柱と柱の間に落とし込しんいます。

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こちらは中村邸の1階の内部から見た店先空間。
室内に扉が跳ね上がっているのが見えますね。
一本、柱が残っていますが、二本の柱は外して、
無柱の店先空間にもなるようで、
その他にも、一面障子にすることもできたりと、
かなりのバリエーションがあるようです。

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2階には大事な商談をするためのこのような床の間のある座敷も。

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もうひとつ公開されている建物(昔は番所)があったので、入ることに。

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中庭があって、裏庭には山を控えていることを除けば京の町家ですね。

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庭の緑は美しく、黒光りした床に映り込む緑も美しい!

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そして、たまたま立寄ったそば屋の徳利屋。
大きな吹き抜け空間と大架構、そしてトップライトから降り注ぐ光。
立派です。

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そして、帰りに木曽大橋へ。
太鼓橋の急なところは階段状なんですね。
雪が降ったら、急過ぎてすべりますもんね(笑)。
昔からあるものも、じっくり見ると面白いものです。

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2018年08月05日

建築の日本展

六本木ヒルズで行われている建築の日本展に行ってきました。
展覧会はいつも終わる直前になってしまうのですが、、、
今回は一ヶ月間違えて普通に行きました(笑)。

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入ってすぐのところにある格子の壁。

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こちらは巨大な「丹下邸の模型」。

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大きな模型は近くに寄って眺めると、実際に来たように錯覚します。

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現存しない住宅ですが、やはり美しいですね。

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こちらは千利休の待庵。国宝の茶室です。
勿論、レプリカです(笑)。
このようなものは写しとは言わないのですかね?
知らない人と3人で入ると、少し窮屈な感じが体感できるので、
利休の狙った寸某体系を知るには良い機会かもしれません。

実際の待庵はかなり暗いのですが、ここはかなり明るいです。
2回中に入りましたが、夜の方が少し風情があって良いかもしれません(笑)。
本物の待庵は中には入れませんが、一度入ってみたいものです。。。

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ライゾマティクスの映像のブースも撮影可でした。
ちなみに、MDSのHPは彼らに随分昔につくってもらったもの。

現代建築の選択には賛否両論ありますが(笑、必ず文句が出ますね?)、
じっくり見ると3時間は堪能できる濃密な展示です。
来月までやっているので、是非、行かれてはいかがでしょうか?



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