2019年05月11日

南青山の原っぱ

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事務所のすぐ裏に広大な「原っぱ」があります。
TVでお騒がせの港区の施設が建つ予定の超一等地です。

「原っぱ」と言ってもフェンスで囲われているので人は中に入れませんが、、、

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毎晩、どこからともなく猫が3匹現れます。

表参道の駅のそばだというのにタヌキがいたり、
電線をハクビシン(?)が綱渡りしていたりと、
動物たちがウロウロしています(笑)。
動物はたくましく、びっくりです。

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2019年05月10日

現場のハシゴ

大学に週2で教えに行っていると、
必然的に現場をハシゴすることになってしまいます。

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こちらは「松濤の家2」の現場定例。
大きな梅の木を眺めながらの打ち合わせ。
とっても贅沢!爽やかな風が流れています。。。

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こちらは「松濤の茶室」の現場。ヒノキの丸太がずらりと並べています。
倉庫保管中に歪みが生じているので、全ての丸太の微調整が必要です。
風雨に晒された外側を一見磨き丸太に見えるのですが、よく見ると錆丸太。
ということで、痛んだ手前の一本は錆丸太を新調してます。

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手前が新調した檜の錆丸太。
形が違う一本一本の丸太を調整するのですからかなり大変ですね。

そして、次は「高円寺の家」の現場へ。

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3階建ての鉄筋コンクリート造。
コンクリートの打設、ようやく全て終わりました。

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外壁の仕上がりのチェックです。補修する箇所を確認しているところ。

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スラブの支保工はまだ残っていますが、来週全て取り外せます。
綺麗な光が入っていますね。なかなか良さそう。

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こちらは、コンクリートのコタタキ仕上げの見本です。
真ん中にすることにしました。

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2019年05月05日

春の外房

新しいプロジェクトの現地調査のため外房に行ってきました。
帰りに九十九里浜の海を見に行きたいと思っていたのですが、
話が盛り上がって帰りの電車はギリギリ。海は残念ながら次回までお預け。

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ということで写真は車窓からの田園風景。
田植えを終えたばかりの水田は清々しい春の風を感じさせてくれますね。

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2019年04月30日

伊豆韮山「江川家住宅」再訪

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三養荘に行った帰りに、江川家住宅に立ち寄りました。以前、一度行ったことがあるのですが、その時は閉館間際でほんの少ししか見れず、もう一度ゆっくり見たいと思っていました。こちらが門をくぐって見える建物正面、メインの入り口ですが、こちら側ではなく、裏側の方が素晴らしいのです。。。

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こちらです。

建物全体に占める土間の占める面積が大きく、全体の1/4以上。
上部が闇に包まれている古民家と違って、
光が差し込んでいるので構造体が浮き上がって見えます。

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見上げると、こんな感じ。素晴らしい!
規則正しく、リズミカルな構造です。

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2019年04月29日

「三養荘」の特別室・初音

今回、私たちが泊まったのは村野藤吾が設計した新館の特別室「初音」。この部屋は文字通り三養荘の数ある部屋の中でも特別なお部屋。平成天皇も10年ほど前、こちらにお泊りにならたそうで、そんなお部屋に平民が泊まっていいものか?と少し恐れ入ってしまいます。

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この長い廊下の先にはあるのは「初音」の一室だけ。

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このさりげない照明が、

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このような美しい明暗をつくっています。「初音」に泊まる人だけのアプローチ空間にある「おもてなし」です。

そして、ここを右に曲がって数段上がったところに、

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ようやく「初音」の入り口があります。扉には竹が埋め込まれています。

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こちらが13畳の広間です。

ところで、和歌の世界では「本歌」、「本歌取り」といった言葉がありますが、日本建築、特に茶室の世界でも「本歌取り」、「写し」といった文化があります。以前は、パクリと何が違うのか?と思いましたが、「本歌」となるのは、その時代の一流のものですから、教養がある人はその本歌を当然知っているの前提。むしろ写す人のセンスを問うものなので、パクリとは全く違いますね。村野藤吾は近代以降の日本建築の「本歌取り」の名人。この三養荘は「写し」方を学べるところが満載です。

茶室に詳しい方は、この部屋が何の写しかすぐにわかるのではないでしょうか?二畳の床と言えば、、、そうです。「残月写し」です。利休がつくった色付九間書院を小庵によって少し規模を縮めて復興され、のちにそれが「残月亭」と呼ばれるようになったのですが、現在の表千家の「残月亭」は1910年に復興されたもののようです。堀口捨己の八勝館「残月の間」など、日本中に有名な「残月写し」はあると思いますが、村野藤吾にも「残月写し」がたくさんあります。村野流に少しづつ変化していく「写し」を見比べると、村野藤吾の試行錯誤が垣間見えてとても面白いですね。三養荘が遺作ということは、ある意味こちらが集大成ということになると思います。あと、ここの格子の天井は金沢成巽閣の「群青の間」の写しとも言われています。

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この部屋の他に8畳と6畳の部屋があって続き間になっています。

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その外側に入り口から続く広縁がぐるりとあり、その外に庭が広がっています。
これらの部屋とは別に広々とした化粧部屋や内風呂などがついています。

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ゆったりとくつろげる空間です。
畳に座るのが苦手な人には嬉しいスペースかもしれません。

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こちらは茶道口から床を見たところ。一歩中に入ると・・・

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網代天井に黒い金物がありますので、お点前はこちらで。

本歌「残月亭」の一段上がった床に畳が2枚敷いてありますが、
こちらはこのような踏込床になっていて、その先に洞床があります。

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広縁の突き当たりの網代の扉を開けると、こちらに出ます。
円形窓の右側に竹のスノコの月見台があるはずですが・・・・

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竹挟みの濡れ縁と竹のスノコが重なりあう兼六園「夕顔亭」の写しがあるはずでしたが、、、竹のスノコがありません!月を眺める人もいないでしょうし、維持管理が大変なのでしょう。。。

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こちらの部屋には広々とした温泉の内湯もついています。

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遠くに見えるのが、初音のお部屋。この広大な庭も独り占め。

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この小川はこの先の山のから流れていると思っていましたが、
夜はこの流れが止まっていたので人工的なものなのですね。。。

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日が暮れると障子が行灯のようになり、これまた風情がありますね。

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三養荘は村野藤吾の遺作ということは多かれ少なかれお弟子さんが設計監理しいるからか、建築界では桂水園の方が評価が高く有名だと思います。ただ、インテリアや照明の完成度はこちらの方が高いののではないでしょうか?

旅館ならではの「おもてなし」という点では運営はプリンスホテルなので、どことなくホテルチェーンの一つの旅館という印象を受けました。それは京都の佳水園も都ホテル(今や外資のウエスティン)の和室に過ぎないので、以前、泊まった時に同じような印象を受けました。きめ細やかな「おもてなし」をするには、ここは規模が大きすぎですね。何はともあれ、いろんなことをあれこれ考えさせられた貴重な一泊でした。


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2019年04月28日

村野藤吾の遺作「三養荘」に泊まる

伊豆長岡の三養荘に行ってきました。

建築界では誰もが巨匠と認める建築家の村野藤吾。世界平和記念聖堂や日生劇場などたくさんの名作があるものの、丹下健三などと比べて一般の方にはあまり知られていないのではないでしょうか?村野藤吾は近代建築の王道とは距離をとっていたので、今となっては歴史上の大きな文脈に乗らないので存在感があまりないのでしょうね。個人的には吉田五十八、堀口捨己と並ぶ近代以降の日本建築を設計する建築家として大変興味があり、三養荘は前々から見学したいと思っていました。

京都の「桂水園」やニューオータニの庭園内にある「なだ万本店山茶花荘」など村野藤吾が設計した作品にこれまでに泊まったり、食事をしたりしてきましたが、三養荘はそれらより敷居が高いイメージあったので、後回し(?)となっていました。今回は親の長寿のお祝いということで奮発!こんな機会ですから一番良い部屋を予約しました。

敷地面積は約42,000坪、東京ドーム3個分と広大。3000坪の広大な庭は7代目小川治兵衛、通称「植治」の作。元々、ここには三菱財閥の岩崎家の別荘があって、それらは重要文化財にも指定されています。それに加えて、昭和、平成の天皇陛下がお泊りになられた部屋が、庭を取り囲むように建っています。そして、その横の広大な敷地を買い足して、村野藤吾が新館を増築して今の三養荘となったようです。

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まずこちらの広々とした車寄せに到着。ムクリのついた瓦の大屋根が美しいですね。大和、河内の民家に瓦葺きと茅葺きの二つの屋根で構成される「大和棟」と呼ばれるものがありますが、その「大和棟」を本歌とした2段の屋根が村野藤吾らしさの一つです。左側の塀は、南禅寺三門近くの山荘群の一つ「清流亭」と同様の栗ナグリ詰打ち仕上げ。その手前の竹は竪樋です。

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エントラス横の照明。ハート形を崩したような形のこの「猪の目」の文様は、ここ三養荘ではもちろん、村野藤吾の作品のあちらこちらで見かけます。「猪の目」は古くは寺社、江戸時代以降はお茶屋さんなどで下地窓にも使われるようになった文様です。

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扉を開けるとこのようなエントランス空間が広がっています。「忘筌」のように上部だけ障子を入れて、その先の庭も借景とてして取り込んでいます。天井の板をところどころくり抜いて、その奥から下向きの照明をとっています。

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客室は起伏のある広大な敷地に地形に合わせて点在しているので、どこに行くにもかなり長い廊下を移動することになります。「雁行」しながら庭を眺めながら歩くので、次々にシークエンスが変わり飽きることはないのですが、旅館にしてはちょっと規模が大きすぎなような・・・・

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滝があったり、小川が流れていたりと窓の外には様々な風景が広がっています。

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庭の取れないところは、トップライトやハイサイドライトなどを巧みに使い、
明暗を作りながらも、先へ先へと誘います。

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廊下の天井もよく見ると凝っていますね。

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屋根が重なり合うように配置されています。

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こちらはこちらは入れませんでしたが、エントランスを挟んで向かい側にある別棟。今年の秋から会員制の宿泊施設になるようです。村野藤吾が手がけた建物は広大ですね。

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庭は明治の庭師、7代目小川治兵衛「植治」によるもの。「植治」と言えば、京都の無燐庵や平安神宮などの庭で知られていますが、それらの庭と比べるとこちらの庭は今一つハッとするようなところはなく、恐らく植治晩年のものでお弟子さんがかなりメインだったのでしょう。

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「植治」の庭の周りには、三菱財閥の岩崎家の別邸が数棟配置されています。
文化財にも指定されている重要な建物で、こちらにも泊まれます。

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本館の入り口はこのような感じ。

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そして廊下です。

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こちらの明治期の古典的な和風建築と比べると、村野藤吾の新館が近代以降の和の解釈をしていることがよくかわかります。

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庭の高台に四阿。ここから、三養全体を一望できます。

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こちらは宿泊客以外の方も入れるラウンジ。

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天井は村野藤吾らしいデザインですね。

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2019年04月27日

「松濤の茶室」祝!上棟

「松濤の茶室」が上棟しました!
半世紀ほど前に京都東山からここ松濤に移築された茶室を、
本宅の建て替えにあわせて適切な位置に再移築するというものですが、
京都に建っていた状態に戻しつつ、若干、敷地に合わせてプランと立面を変更し、
現代の技術と知恵を使ってつくり変えています。

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茶室の外側にはひとまわり大きな屋根で覆い、その中で工事が進められています。
これらの部材は長らく水澤工務店の倉庫で預かっていただいていたのですが、
塗り壁の下地の木摺も半世紀以上前の貴重なものなので、
大きな版のまま解体して痛んだところだけ入れ替え、洗って再利用。
その上の明るい色をした梁は今回、新しく入れていますが、他の梁は前のままです。
その梁は仕上げの奥に入って竣工したら見えないのですが、
以前に似た曲がったものを探してきていて、少しでも原型に近づけています。
土台や大引きも一部とり替えていますが、はじいたものも束などに再利用しています。

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おお!石が浮いています!
複雑な石の形にあわせて柱を削る数奇屋大工の技の一つ「ひかりつけ」。
外観から見えるところは極力、以前のままとしていますが、
ベタ基礎に四周土手を立ち上げるように基礎を立ち上げて、土台を回し、
水が入らないようになった大引きの束は、ゴムパッキンの上に置き、
外周の束石はこのように下からボルトで締めています。
こうすることで長期的にも石と柱の隙間が開くこともありません。

隣の本宅の現代の軸組工法とこちらの伝統工法の工事が併走して進み、
比較しながら木造の現場が見える貴重な機会。
工事の規模や施工方法は全く違うのですが、だからこそどちらも面白いですね。


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2019年04月24日

「東小金井の家」久しぶりの訪問

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某建築賞の現地審査のため、東小金井の家に久しぶり行ってきました。

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設計者の考えを超えて進化し続ける住まい方に脱帽です。
今後のさらなる進化が楽しみです。


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2019年04月18日

「成城の家 」祝!上棟

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「成城の家」が上棟しました。家から見える新緑が見事です。
この緑をどのように引き立てるかがこの家の肝ですね。
引き続き気を引き締めて頑張ろうと思います。

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2019年04月11日

大学の「桜」

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10年の任期が切れて一度は辞めた日大ですが、
また非常勤講師の声がかかり、3年ぶりに行ってきました。
キャンパス内の桜は希望に満ち溢れた雰囲気となって、やはりいいものです。

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こちらは土手沿いの理科大の桜。こちらも今まで通り週一で行きます。
川村も週一で東洋大学へ行くので、本業も忙しくなりそうです。。。

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2019年04月10日

「鎌倉浄明寺の家」内装工事

「鎌倉浄明寺の家」はいよいよ内装工事。

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天井の高さが極端に違う2階には、仲良く大中小の3つの脚立が並んでいます。

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開放的な2階と対照的な見通しがあまり効かない1階の空間。
右手前の小さなRのついた開口は猫専用!
来月末の竣工を目指して、ラストスパートです。

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2019年04月01日

「松濤の家2 」祝!上棟

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「松濤の家2」がようやく上棟しました。賃貸棟に続く、本宅です。

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こちらは四方を清めているところ。設計者はお米の担当です。
引き続き気を引き締めて工事監理頑張ります!

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2019年03月31日

春の越前を駆け抜ける

福井県はやや存在の薄い県の一つだと思いますが(すみません!)、
古くは北前船の湊町として、今は越前ガニの漁港として知られる三国や、
越前和紙、鯖江のメガネ、コシヒカリといった日本一のものも多く、
意外にも(?)存在感のある県ですね。

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金沢からレンタカーで最初に向かったのが東尋坊。
なぜかサスペンスドラマの舞台によくなるところですが(笑)、
マグマからできた火成岩の一種の輝石安山岩が柱のような状態で、
約1キロ広がっている素晴らしい風景です。
ここ以外にはノルウェーと朝鮮半島くらいしか見られない珍しいものらしい。

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その後、少し車で南下して三国港エッセル堤へ。
土木学会選奨土木遺産というものにもなっているようですが、
オランダ人工師エッセルが設計した明治初期を代表する港湾施設で、
東尋坊の石でできるようです。
釣りをしている人がいましたが、観光している人は誰もいません(笑)。

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そして、三国の中心部の旧森田銀行本店へ。
こちらは大正9年(1920年)に建てらた国の登録有形文化財。
こちらの改修工事は大学時代の友人、林田君が関わったようです。
彼は大学卒業後、ずっと地元で設計していますが、いい経験をしていますね。
この建物の細かなところ見ていると三国が豊かだったことが伝わってきます。

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そして、旧岸名家住宅へ。
ここも三国の繁栄の象徴的な建物です。

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北前船に乗せた三国箪笥、豪華な三国仏壇なども置いてありました。
三国箪笥の説明を聞いていると・・・「ブラタモリ」で見たような(?)。
聞くと、、、、やはり出たようです(笑)

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防犯上、夜はこのように締めていますが、
ロープを引いて重い大きな扉を開けると・・・・

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このようになります。

床は「笏谷石(しゃくだにいし)」と言って非常に高価な石で、
床全面に敷き詰めているのは豪商の証らしい。

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「笏谷石」のアップはこんな感じ。美しい石ですね。

そして、急ぎ芦原温泉「つるや」へ。

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次の日、昼前に芦原温泉を出発して、大瀧神社へ。
藤森照信氏によると「日本の屋根は最後にここに行き着いた」とのこと。

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日本一複雑な屋根の社寺とのことですが、
なぜここまで複雑にしなければいかなかったでしょうね?
檜皮葺は文字通り薄いヒノキの皮を少しずつ重ね合わせて作るので、
材料調達も含めて本当に気が遠くなる仕上げです。
ただ、このカタチは檜皮葺だからこそできるのでしょうね。
藤森さんの言うように確かにここが終着点なのでしょう。

檜皮葺の伝統技術の素晴らしさを感じながらも、急ぎ坪川家住宅へ。

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小さな写真だけ見るとどこにでもあるよくある民家のようにも見えますが、
移築されたり、博物館になっていたりしていない立派なものです。
昭和43年に別棟を建てたとは言え、まだ現役。
その当時は周りも茅葺き屋根だったらしいのですが、今はここだけ。
日本の原風景のような桃源郷のような場所に建っています。

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土間の力強さか、囲炉裏の火か、暗闇の天井か、静けさか、
何がそう思わせるのわかりませんが、地霊のようなものを感じました。

格式の高さのようなものめ感じたので、どのような方の住まいか尋ねると、、
「北面の武士」の末裔の格式の高い旧家とのこと。。。
やはりこの集落の中では別格だったらしい。

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金沢、芦原と新鮮で美味しい海の幸をたくさんいただきましたが、
最後の食事はこちら。谷口屋の油揚げのステーキ。
写真でこの大きさは伝わらないかもしれませんが、かなり巨大です。

そして、福井といえば越前蕎麦。おろし蕎麦も最高でした!
坪川家住宅のすぐそばで、「谷口屋」の看板の方が頻繁に案内が出てきました(笑)。
かなり有名で遠方からわざわざ食べにくるようですね。
棚ぼたで美味しい食事にありつけてラッキーでした。

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2019年03月30日

平田雅哉の「つるや」に泊まる

今回の北陸の一番の目的は芦原温泉の「つるや」の見学。
先月、熱海の「大観荘」に行き、他の平田雅哉の数奇屋建築も見たくなり、
気がつくと、はるばる福井芦原温泉まで来てしまいました。
北陸新幹線が金沢より先に延びると、一気に東京からも近くなりますね。

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泊まったのは「吉兆」というお部屋。
平田雅哉が最も気に入っていた部屋ということで、この部屋を指定。
チェックインからチェックアウトまで、
可能な限り(それ以上?)どこにも出ずにずーとこの部屋にいると、
平田雅哉のデザイン意図が色々と伝わってきます。
やはり堀口捨己や村野藤吾といった建築家の数奇屋と、
大工の棟梁の数奇屋は違うんだなあと思いながら、のんびりと寛ぎました。

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「吉兆」の入り口横の透かし彫り。

枠はシャープに見えるように「刃掛け」の枠なしの納まりとなっています。
私たちも左官の「刃掛け」の納まりは多様していますが、
柱や枠がある中で枠なしのところをつくとその意思を強く感じます。
水平の垂直の線(枠の見付けなど)を上手く使って空間に変化を与えているのですね。

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「大観荘」にはアクリルを使った斬新な(?)ディテールがありましたが、
こちらにも同じようなデザインがあちらこちらありました。

こちらのストライプの入った壁も少し普通と違った趣きです。
近づいてみると、、、

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V目地のところをシルバーに塗って表情を作っています。
住宅の規模だとちょっと気になるディテールですが、
この規模の暗がりではいい感じですね。
今見ると、今一つかなあと思うデザインもチラホラありますが、
失敗を恐れずトライし続けた数奇屋大工に脱帽です。

チェックアウト後、他の部屋も見せていただきました。
見せていただきたかったお部屋は「観月」と「大観」でしたが、
運よくどちらも空室で二室とも見せていただきました。

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こちらは「観月」の月見台。栗の木を手斧でなぐり仕上げの手摺です。

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そして、大観の間。突き当たりの障子を閉めると・・・・

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ザ・  平田雅哉です。

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アップしてもやはりこの障子は美しいですね。

「大観荘」と「つるや」と平田雅哉の作品を二つ見ると、だいぶ分かってきました。
次に泊まりに行くなら、村野藤吾の「三養荘」かなあ?
未知なる数奇屋の世界は、どこまでも深いですね。


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2019年03月29日

成巽閣「清香軒」

北陸新幹線、かがやきで春の北陸へ行ってきました。
かがやきで長野までは何度か乗ったことがありますが、
東京-金沢間がたったの2時間半。大宮の次は長野、そして、その次は富山。
ひと昔前は東京長野間と言えば3時間でしたよね。
そんな話をするのはお爺さんネタですかね(笑)。
横川-軽井沢間を1時間かかっていたのが懐かしい気もしてきます。
信州は遠く、さらに一山超えて北陸、それはそれで良かったような・・・

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車窓から妙高や立山が見えましたが、、、、
こんな風景もあっと言う間に通り過ぎてしまいます。

ところで、金沢には数回来ていながら成巽閣を見学するのも今回が初めて。
成巽閣と言えば天井がウルトラマリンブルーで塗られた「群青の間」、
他にも「つくし縁」、「謁見の間」など見所は満載。

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撮影が許可されているのは庭だけなので、庭を撮りながら・・・・
こちらは木造の伝統構法の桔木を使った20m無柱の「つくし縁」。
ところで、このアングルの写真はOKだったのかな?(笑)

見上げると・・・・

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野地が凝っていますね。こんな感じに、かなり密度の濃い建物です。

今回、非公開の清香軒、清香書院、飛鶴庭の見学を事前申し込みしていたので、
誰もいない静かなところで特別にそれらを見学できました。
「清香軒」は雪の多い北国らしい内露地のある茶室で、特に素晴らしかったです。

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非公開エリアも撮影不可でしたが庭のみ撮影可ということで、
残念ながら写真は建物はひかりつけした柱と庇のみです。

兼六園に行くなら成巽閣にも絶対に行くべきですね。
そして成巽閣に行くなら清香軒は必見。
きちんと事前に予約していかないと見れませんので要注意です。

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その後、谷口吉生が設計した鈴木大拙館に立ち寄り、しばし瞑想。
仏教哲学者の記念館で、竣工してすぐの頃に一度来たことがありますが、
ガイドブックにも載っているからか、以前より人が多く外国人もちらほら。
その混雑にも関わらず、騒いではいけない雰囲気があってとても静かでした。

金沢美術館を横目に、満開の桜が咲く金沢城を通り抜けて近江市場へ。

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ただ通り抜けるつもりが、立派な石垣が目に止まり・・・
こちらは2001年に復元された菱櫓・五十間長屋。
木造軸組工法で復元されていて内部も一応見ておこうと入館。

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予想以上に充実した建物に関する展示もありました。
屋根がグレーが一般的な瓦とは少し趣が違うと思っていたら、
このように木製で作られた屋根に鉛の板で覆われているとのこと。
瓦にせずにこのような屋根にしている理由の一つに、
戦時には鉄砲の弾にするためとも言われているようですが、
はっきりしたことはわかっていないようです。

そして、いよいよ近江市場で夕食。海の幸を堪能しました。

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2019年03月23日

篠原一男の「から傘の家」見学

篠原一男の「住宅は芸術である」という名言がありますが、
その言葉が持つ深い意味を今更ながら痛感する今日この頃。

建築界に多大な影響を与えた篠原一男氏の代表作「から傘の家」を、
今回、特別に拝見させていただきました。

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写真はアップ出来ないのが残念ですが、、、
1962年10月号の新建築 住宅特集のモノクロコピーはこちら。

この名作を見学させていただける時が来るとは思ってもいなかったので、
とても感激です!どうも有難うございました!


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2019年03月20日

RCR@ギャラリー間

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ギャラリー間で行われているRCRの展覧会に行ってきました。
昨年の秋、苦労して探しながらオロト周辺の作品を巡りましたが、
展覧会に合わせて発売された本には、作品がマップにプロットされていて・・・
もう少しだけ早く発売してくれていたら・・・と思ってしまいました。

この展覧会では彼らの作品の良さはあまり体感できないように思いましたが、
興味を持った方はぜひ、行って見ることをお勧めします。
実際に行かないとわからない作品だと思います。

まだ行っていないベルギーの火葬場と南仏の美術館もぜひ行って見たいと思います。
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2019年03月15日

山口文象「林芙美子邸」見学

特別公開された山口文象が設計した「林芙美子邸」の見学に行ってきました。

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中井駅で降りて神田川を渡って北へしばらく歩くと、
南斜面の坂を登り初めてすぐところに「林芙美子邸」の門があります。

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門を抜けて竹林の坂を少し登ると・・・

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玄関が見えてきます。素晴らしいアプローチですね。

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玄関の扉を開けると、、、上がり框がある一般的な玄関ではなく、
手前に靴脱ぎ石が置かれた少し高いところに「取次の間」が正面にあります。
「取次の間」は2畳のスペースですが、3枚の細長い小さな畳が敷かれています。
障子も通常だと2枚のところを3枚とすることで、広く見せているとのこと。

この玄関もそうですが、茶室の要素が家全体に散りばめられています。
林芙美子は茶の湯の世界にとても興味を持っていたので、
大徳寺のお坊さんに色々相談しながら、作ったようです。

ここを右に曲がると客間で・・・

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左の奥にも靴脱ぎ石がありますが、そちらはプライベートな空間。
あるいは親しい方を通す動線が確保されています。

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出版社の方などが通された客間。小さながらも落ちく部屋ですね。
ここならしばらく待たされてもいいですね(笑)。

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親しい人は、日当たりの良いこちらの茶の間に通されたそうです。
この部屋は家の中心にあって、廊下がぐるりと回っています。

そして、あちら側に見えるのはアトリ棟。

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実は左のアトリエ棟と右が生活棟に別れています。
竣工が1941年、建坪の制限あったため、60坪を30坪づつの分棟にしたそうです。

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こちらは竣工当時は書斎として使われていたのですが、
日当たりが良すぎるということで、隣の小さな納戸スペースが書斎に。
茶室や小間ではよくある下がり天井を大きな部屋で使っていたり、
2階ではよくある闌干があったり、、、
よく見ると普通ではないですが、それが良い雰囲気を醸し出しているのだと思います。

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その書斎の後ろを振り向くとこんな風景が。
どことなく忘筌に似ていますが、、、やはり忘筌を参考にしているとのこと。


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一見、古くさい(?)普通の住宅にも見えなくもないですが、
よく観察すると機能的な設備や平面計画など、随所に近代のセンスも感じられます。

時代を遡って見学する現代人にとっては、
逆に古いものが新鮮に見えるので、気づきも多いですね。

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2019年03月11日

NYスタインウェイとストラディバリウス

久しぶりに上野の東京文化会館に行ってきました。
前川國男が設計した有名な建物なので、建物は何度も見学したことはあるのですが、
音楽を聴くのは今回がはじめてだったので、とても楽しみでした。

今回はマギーズセンターのチャリティコンサートということもあり、
建築関係者や大学関係者などの知り合いも知り合いもチラホラ。
マギーズセンターは知らない方も多いかもしれませんが、
イギリスの建築家チャールズ・ジェンクスの妻、マギーさんの遺言で、
20年前にできた、がん患者とその家族、友人のための無料相談支援施設。
今回のチケット代が全額、その運営費にまわされるとのこと。

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壇上に置かれているピアノはホロヴィッツのNYスタインウェイ。
そして、バイオリンはストラディバリウス、一流の音色の共演でした。

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プログラムにも最初からのっていた有名なバイオリンはさてき、
聴きなれないピアノの音色は演奏者の技なのかと思っていたら、
(それもあると思いますが・・・)
ホロヴィッツが来日した際に、ふだんから愛用しているピアノを、
アメリカからはるばる輸送して会場に持ち込んで演奏したことで知られる、
あのヴィンテージピアノだったようです(後から知って合点がいきました)。

曲目も良く、とても素晴らしいコンサートでした。
やはりホールは観るものでなく、聴くところですね。。。
建築関係者でなければ、当たり前のことですが・・・・(笑)。

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2019年03月09日

磯崎新の茶室「有時庵」

磯崎さんが建築界のノーベル賞と言われるプリッツカー賞を受賞しましたね。
とって当然、むしろ遅すぎる受賞です。
明晰な鋭い言動が多くの人を魅了する一方で敵(?)も多いのでしょうね。
そんな今、旬(?)の磯崎さんの茶室「有時庵」が特別公開ということで、
見学に行ってきました。

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鉛とステンレスの複合板の円形の屋根と、正方形のスペイン産ライムストーンの外壁。
その壁の角の一部がかけたところに丹波の栗の柱が立っていて、
チタニウムの曲面の壁が水屋を切り分けています。

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よく見ると柱は庇には届いていない領域を分ける象徴としての柱です。

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四角く切り取られたステンレスの躙口。
硬質な人工素材を組み合わせることで、個々の素材を引き立たせ、暖かみと緊張感を融和しています。

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躙口から見た景色。左奥に見えるのが茶道口。囲い板は千年屋久杉、中柱は丹波椿。
二丈台目の小間ですが、非常に密度の高い空間です。

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こちらが貴人口。左に躙口。床は鉛板張り、床柱は薬師寺古材の桧。
手前は立礼式の土間となっています。

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水屋は明るくシンプル。
現代的なとても小さな茶室ですが、無限の広がりを感じさせる落ち着く空間です。
流石、磯崎さんです。感服いたしました。

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